北国の海と大地の恵みをつなぐ道——それが、私たちの「北海道」

北国の海と大地が育む恵みを、食卓へとつなぐ橋となる。 そんなことを頭の隅で考えながら、私たちは小樽で商いを続けています。

小樽は、鰊漁と港の繁栄によって北海道の玄関口として発展してきました。

海の恵みとともに歩んできたこのまちで、私たちの商いも海産物から始まりました。 やがて町の発展とともに青果市場が開設され、農産物も扱うようになり、 今では“海と大地の恵み”の両方をつなぐ存在となれるよう日々努めています。

生産者が作り、漁師が獲り、消費者が食べる—— その循環の中に自分たちがいることを忘れずに商いを続けることが大切だと思います。

小樽には農産物の生産が限られています。 だからこそ、先代の時代から道内各地の「良いもの」を選ぶようになったのは、 自然な流れでした。

農産物も海産物も、季節や天候によって姿を変えます。 小さかったり、大きかったり、美しかったり、とても甘かったり。 どれも大切な恵みであり、 それぞれが活きる売場やギフトの形を整えることが、私たちの役割です。 生産の苦労、消費者の声と価格が生み出す“適正な評価”へと結びつけることが、 生産者や漁師の誇りにもなると信じています。

安さだけを追えば、生産者も漁師も店も続かなくなる。 過疎化が進む小樽では、“続けられる”ことそのものが、 私たちのような小さな小売店にとって大切なことです。

特別なものも、日々の食卓を支えるものも。 商いの現場では、そのどちらも欠かせません。 このまちの暮らしに合う形で、価格と品質のバランスを探りながら届けていきます。

継続的な商いを続けていく中では、農法や漁法も一つに偏らず、 その時々で最も良い形を選ぶ姿勢を大切にしています。 有機や無農薬にはその良さがあり、 慣行栽培には長く効率的に続けられる知恵があります。 漁にも、資源を守りながら続ける工夫があります。それらを正しく伝えていくことが、生産者と消費者からの信頼につながる、 私たちにとって大切な役割だと考えています。

農薬や化学肥料を一律に否定するのではなく、 必要なケアとして向き合う一方で、過信しない姿勢も忘れません。 日々の商いで一品一品を検査することはできないからこそ、 信頼できる生産者・仕入れ先の現場へ足を運び、 自然や環境は“変化していくもの”という前提を持ちながら、 より良い選択を積み重ねていきます。

今の時代、北から南まで荷物が届くのが当たり前になりました。
出荷してから到着するまでの時間も短く、正確で丁寧な配送には頭が上がりません。
酷暑から極寒まで、厳しい環境の中で集荷・配達を担ってくださる現場の方々への敬意を忘れず、その働きがあってこそ、私たちの商いも成り立っています。

誰もが情報を発信できる時代。
情報があふれる中で、私たちは“任せてもらえる存在”であり続けるために、
信頼の積み重ねを大切にしてまいります。

生産者や漁師の想いと、お客様の「美味しい」をつなぐこと。 その橋渡し役として、 今日も小樽から北国の旬を届けていきます。

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